赤ちゃんのお世話ガイド
生まれた赤ちゃんと過ごす最初の10日間は、あっという間に過ぎていきます。「ちゃんとできているかしら」という心配よりも、大切なひとときに集中できるよう、赤ちゃんのお世話ガイドを作成しました。
抱っこ
生まれたばかりのお子さんは、きゃしゃで繊細に思えるかもしれませんが、恐がらずに赤ちゃんに触れたり、抱っこしてあげましょう! 実際、数々の調査では1日2時間以上抱っこされた赤ちゃんはより丈夫に育ち、泣く頻度も少ないという結果が出ています。
生まれたばかりの赤ちゃんは首の筋肉が発達していないため、抱き上げるたびに首を支えてあげる必要があります。また抱きかかえて移動するときも新生児の頭をあなたの肩や反対側の手で支えてあげなければなりません。
入浴
Elle Walkerは、赤ちゃんを毎日入浴させても害がないと説明しています。小児科医の中にはへその緒が癒えて取れるまで (通常1~2週間) はお風呂できれいにすることを薦める先生もいます。入浴に必要なアイテムが赤ちゃんが到着するまでに揃っているかを確認し、赤ちゃんとの楽しいお風呂の時間を大切にしましょう。
おむつの交換
はじめのうち、お父さん・お母さんは、1日に交換するおむつの量に驚くことでしょう。今後の生活が楽になるよう、赤ちゃんを家に連れてくる前に十分なおむつを用意しておきましょう。また、事前におむつの替え方を学習 (または練習!) しておくことも役立ちます。
なだめる
多くの赤ちゃんは最初の3ヶ月間、1日に平均2時間かそれ以上泣きます。そのため、困惑することがあるかもしれませんが、これも普通のことなのです。
赤ちゃんをなだめるためには、まず不快にさせている原因を探しましょう。お腹は減っていませんか?お腹にガスや便が溜まっていませんか?おむつの替えどきではありませんか?お昼寝の時間ではありませんか?騒音や光、またはその他の活動によって過度の刺激を受けていませんか?
眠たい赤ちゃんや過度に刺激を受けた赤ちゃんを落ち着かせるためには、肩に抱いて、一緒にゆっくりと揺れましょう。静かな声で歌を歌ったり、優しく話しかけたりして、安心させましょう。また、赤ちゃんの背中をさするのも効果的です。ふたりにとって心地よい体勢を見つけるためにさまざまなポジションを試してみましょう。
タッチケア(ベビーマッサージ)
手で触れることは赤ちゃんにとって最初の言葉であり、お母さんが赤ちゃんと関わるための素晴らしい方法です。
タッチケアは赤ちゃんをリラックスさせ、睡眠パターンを改善し、イライラしている時に落ち着かせる効果があるという研究結果があります。また、絆を深める上でも素晴らしい方法です。
授乳
医療関係者の多くは、「赤ちゃんにとって母乳ほど良いものはない」と口を揃えます。栄養学上、母乳はあなたの赤ちゃんのためだけに作られた、特別なミルクです。もちろんお母さんは、医学上の問題やその他のさまざまな理由で、母乳をあげられないこともあります。生まれたばかりの赤ちゃんにとって最善の授乳方法を小児科医と相談しましょう。
どんな方法にせよ、赤ちゃんをきちんと抱いて授乳しましょう。育児中や授乳中に抱きしめることは、あなたと赤ちゃんの間に強く、愛情のある絆を築くことにつながります。
睡眠
赤ちゃんの眠り方は成長にともない変化します。24時間を通して赤ちゃんはたくさん眠り、朝であろうが夜であろうが頻繁に目覚めます。そうだとしても、生後6~8週目くらいから、赤ちゃんの睡眠パターンを整えるように心がけましょう。
そして、成長にともない、夜の睡眠時間が長くなり、昼寝の時間が短くなるなかで、夜は寝るための時間で、遊ぶための時間ではないと学習していきます。