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沐浴の仕方

シャボン、水しぶき、甘え声、笑い声に包まれて・・・ バスタイムは、赤ちゃんの感覚に働きかけ、親子の絆を深めるには1日の中で絶好のチャンスです。沐浴の基本とコツについて、簡単な手順ガイドに従ってください。

お風呂は、赤ちゃんをリラックスさせ、慌ただしい一日の終わりに親子の関係を深めて遊ぶための機会でもあります。また、お風呂はベビーマッサージのように体をあたため、あたたかいお風呂は赤ちゃんを寝かしつける準備として最適です。

水だけの沐浴では不十分です。

水だけで洗い流しても落としても、おむつの下や服に残ったベタッとした汚れは取れません。残ったままだとデリケートな「スキンバリア」*を壊してしまう可能性があります。実際、水だけでは赤ちゃんの肌を乾燥させてしまうかも。水だけを繰り返し使っている場合、特に硬水や塩素が含まれる場合、肌の細胞から水分が失われ、肌が炎症を起こしたり、赤くなることもあります。

効果的に洗うには、ベビー全身シャンプー泡タイプの全身用ベビーシャンプーのような、赤ちゃん専用の優しい洗浄剤がおすすめです。

沐浴の仕方 - Image 1 - Johnson's Baby - ja-JP

ベビーバスをお風呂の洗い場に置いて使用したり、台所の流しや洗面所に置いてお風呂に入れる方法もあります。

  1.  赤ちゃんのお風呂の温度は38~40℃にしましょう。ベビーバスにお湯が溜まったら必ず両手でお湯をかき回して熱いところがないようにしましょう。

  2.  赤ちゃんをお風呂のお湯に入れる前に、肘で温度をチェックし、熱すぎないか確かめてください。やけど事故防止のため、温水器の温度が40℃を超えないようにセットしてください。

  3.  赤ちゃんの背中、頭、首の部分を片手で優しく支え、そっとベビーバスに入れてください。片手で赤ちゃんを支えながら、もう一方の手で洗ってあげましょう。

  4.  きれいなお湯で湿らせ、軽く絞ったガーゼを使い、赤ちゃんの目の周辺を優しく拭きます。ガーゼの面は片方ずつかえて、目頭から目尻へ、または目尻から目頭へ、必ず一方に向かって拭いてください。その後、ガーゼで赤ちゃんの口、鼻、顔全体を真ん中から外に向かって拭きましょう。首のしわを拭いてください。耳の後ろも忘れないように!顔はガーゼで拭くだけでなく、泡で優しく洗ってあげると良いでしょう。泡を洗い流すときには、同じ要領でガーゼを使います。

  5.  洗浄剤は、ジョンソンベビー全身泡シャンプーなど、赤ちゃん用に作られた、優しい洗浄剤をお使いください。髪が多い場合、赤ちゃんのために優しく作られたシャンプーを試してみてもよいでしょう。頭を洗うときは、大泉門・小泉門も怖がらずに優しく洗ってください。

  6.  最後におむつのあたる部分を洗います。女の子の場合、前から後ろに洗ってください。男の子の場合も、同じように前から後ろに優しく洗ってください。

  7.  しばらくお風呂に入れ、あたたかいお湯を楽しんでもらいましょう。最後に洗面器や手桶に溜めておいたお湯を、赤ちゃんの身体にかけて流します。シャワーで代用する際は、お湯の温度が急に変わることがあるので十分に注意します。

  8.  赤ちゃんをしっかり支え、お風呂から赤ちゃんを取り出し、すばやくタオルでくるみます。

  9.  バスタオルでくるみながら、水滴を押さえるように優しく拭きます。くびれている部分(首・脇の下・股)は水分が残りやすいので丁寧に。余分な水分が残っているとかぶれる場合があります。肌へのダメージを防ぎましょう。

  10.  赤ちゃんに服を着せる前に、臨床テストで実証済のジョンソンベビーローションなどの赤ちゃん用に優しく作られた保湿剤 をつけてあげましょう。

赤ちゃんの沐浴のヒント

  • 見える部分だけをきれいにしましょう。耳の奥や鼻の中深くにものを入れてはいけません。

  • なるべく空腹時や授乳直後といった授乳前後30分ほどは避けてお風呂に入れましょう。いつも同じ時間帯にお風呂に入れてあげると、生活リズムが作りやすくなります。ただし、月齢による変化はあります。

  • 絶対にお風呂で赤ちゃんをひとりの状態にしないでください。

お風呂は、「慌ただしい時間」と「お休みの時間」を区別するのに適していて、親子の絆を深める機会でもあります。 寝かしつけで子守歌を歌っている時、かわいくてきれいな赤ちゃんを心地よく毛布に包んで夜を迎えることができた時には、どんなに大変な日だったとしても、癒されるでしょう。

*「スキンバリア」は、皮膚上層部にある、外部刺激物、バクテリア、アレルゲンから守る重要なバリア機能のことを指し、病気から身体を守る手助けをしてくれます。赤ちゃんのバリア機能は、大人の肌とは違い、特殊なうえに、発育途中であるため、特別なケアが必要です。